2016 November 15 O町

多くの人が行き交うターミナルの
絶え間ない離着陸の轟音がゆっくりと遠のいて行き、
音のない空間に一人で立っているような
感覚に襲われることがある。
出会いと別れの錯綜するこの場所で、
生命を持つものすべては別れという
最終地点へと向かっているのだと、
ふと思うからなのだろうか。

秋元茂 All rights reserved.