2016 December 23 K町

2016 December 23 K町

2016 December 23 K町

真冬が直前に迫ったこの季節、
草や木々は葉が落ちるまでの短い時間、
各々が好みのの色に化粧をして山々を彩り、
北風の中で葉を落とし、
ごつごつとした筋肉質の節や、
幾つもに枝分かれした木々の先端の繊細な美しさが露わになる。
枝の先の先まで見通せるようになったことで、
みどりの葉に包まれ定かでなかった、
木々の樹形がくっきりと見えるようになる。
太陽を追い求めて手を差し伸べているような、
裸の木々の間を歩くことは
冬の散歩の大きな楽しみだ。

秋元茂 All rights reserved.