毎日決まった時間に電車は人で充満する。行先の決まっている人、行先のあてのない人を乗せ、ダイヤどうりに正確に発車して行く。しばしば事故の情報(その多くは人身事故だ)が電光掲示板に流れ騒めきはあるが、何事もなかったように、再び正しいダイヤに調整しつつ発車してゆく。一瞬でホームは無人になる。
秋元茂 All rights reserved.