2017 June 25 K町

2017 June 25 K町

2017 June 17 K町

まばゆいほどの積乱雲は、
黒雲と激しい雨を伴ってくる。
陽の光が消えひやりとした風が吹き、
風景は一変し雨脚が地面を打つ。
その数分後には、
何事もなかったように再び太陽が顔を出し、
黒々とした影を焼き付ける。夏は光の季節であると同時に、
影の季節でもあるのだ。

2017 May 25 Y町

2017 May 25 Y町

2017 May 25 Y町

長く人が住んでいた家のなかには、
たくさんの記憶が、
薄い膜の様に何層にも重なり合って、
部屋の中を埋め尽くしている。
足を踏み入れ進む度に膜が揺れ動き、
記憶の微粒子かすかな匂いとともにが立ち上り、
やがて形をとり始め始める。

2017 April 28 Y町

2017 April 28 Y町

2017 April 28 Y町

家は、
住人が去っても、
そこに住んだ人の気配は残っている。
長い年月を経てきた家であればあるほど、
多くの人の残像が残っていることになる。
しんと静まり返った人気のない部屋が、
窓から差し込む光の角度や、
肌に触れる風の動きが、
残像を生き生きと蘇らせるのか、
家中がざわざわとし始める瞬間がある。

2017March 22 O町

2017 March 22

2017 March 22 O町

町のきらびやかな表皮をめくり、
細い路地に足を踏み入れると、
町は全く違った貌となって存在し始める。
強い陽光が降り注ぎながら、
闇によって支配され、
言葉や文字はその体系を失い、
体温の無い生き物たちが行き交う。

秋元茂 All rights reserved.