目に見える世界を写し取るということが、写真を撮るという作業だが、同時に目に見えない世界を写し取るということが、写真表現という作業になる。デジタルの進化は、フィルムの時代には考えられなかった、超高感度が可能になり、目に見えない世界までがはっきりと写る、新しい視覚の時代が到来した。どんな高感度になっても、見えない世界を写し取るということが、写真表現だということに変わりはない.
秋元茂 All rights reserved.