来年の個展に向けてオブジェの製作中なのだが、一向に創造の翼が背中から生えてこない日がある。うらやましいことに、空を行く雲は一瞬も休むことなく創造の翼を広げ、絶え間ない変化を続けながら作品を生み出し続け、時にはそれに光と風が加わり、信じられないような美しさの作品を空一面に広げる。しかも、惜しげもなくそれを消し去り、次なる新たな創造の場へと移って行くのだ。
秋元茂 All rights reserved.